【吊るしのスーツ(量販品)、そろそろ卒業しませんか?】プロから教わる失敗しない初めてのオーダースーツ


 

スーツのプロが教える「失敗しないオーダースーツ選び」

 

 


こんにちは。

岡山在住のファッションブロガー。パーソナルコーディネーターの生川です。
(他にも、岡山初のブログセミナー「岡ブロ」運営メンバーもさせて頂いてます。)

目下、自身のオリジナルファッションブランド立ち上げの準備中です。

 

さて。今回は、スーツについてのおはなしを。

 

最近の傾向として、経営者の方ををはじめとして、仕事とプライベート。
つまりオンとオフの境目が非常に少ないライフスタイルを送ってる方が多いように思います。

そんな現代だからこそ、いま改めて大事にしたいスーツについて。

 


 

みなさん。ここぞという勝負時の戦闘服。自身の体型に合ったこだわりのスーツ、着てますか?

 


 

自身の体型に合ったこだわりのスーツとは、そう。

吊るし(量販品)のスーツではなく、オーダーのスーツです。

 

 

ビシッと決まるスーツをお探しの方。そろそろ量販品のスーツを卒業したい方。

5〜10万円で、ご自身の体型に合ったスーツを持っておくのはいかがでしょうか?

 

僕がお世話になっている経営者の方は言います。

「大きなお金が動く大事な席でほど、きちんとしたスーツを纏っておきたいものだよ。」と。

経営者の方でなくても、仕事・結婚式・二次会・大切な女性との大事な席・パートナーの相手家族への挨拶をする場面などに、これ!という一着を用意しておくと、様々なシーンで自信が持てます。

 

サッカー日本代表だって、フィールドの外ではこんなにもかっこいいスーツでばっちりキメてます。
画像引用元 → FASHION PRESS

 

我々メンズの勝負どころに胸を張れる力を与えてくれる、そんなスーツを作っているおすすめのパターンオーダースーツのお店が岡山県にはあり、

今回はそちらのお店に勤めるスーツのプロフェッショナルである友人に【失敗しない初めてのパターンオーダースーツ】について教わってきました。

 


今回お話を伺ったのは、パターンオーダースーツのお店に勤める友人のまどかさん。

長年、上質なスーツの販売に携わってきたスーツのプロ。

↑まどかさんと僕は、一緒に鳥取砂丘に行ったりする仲なのです。

僕自身、プライベートでもお付き合いがあり、公私ともに大きな信頼を寄せさせて頂いております。

 

改めて、今回の記事は、玄人向けな角度からの意見により、確実な一着。最高のパターンオーダースーツの選び方を紹介します。

 

スーツ初心者の方はもちろん、吊るし(量販品)のスーツからひとつ上のステージにと考えてるスーツ中級者の方にも読んでいただきたいです。

 


スーツのパターンオーダーって?

そもそも、パターンオーダスーツとは、
既にお店に幅広く用意されたサイズの既製のスーツからユーザーの体型に一番近いものを選び、
袖や着丈などの複数個所の寸法を微調整し、
好みの生地・デザインで自身の体型にフィットした一着をオーダーできるスーツのこと。

高価格であるフルオーダースーツよりも敷居が低く、
サイズが決まってしまっている吊るしのスーツ(量販品)よりも ユーザーの体型にフィットしたこだわりの一着を手に入れられるおすすめの選び方。


 


 

続いてパターンオーダースーツの注文の流れを。

 


①ヒアリング

年齢・職業・着用頻度・好み・その人(注文者)のイメージを明確にする作業。
他にも、ご注文者本人の私服を参考にして、そこからファッションへの感度や好みを伺う事もあります。

もちろん、予算の相談もここで行います。

 


②生地選び

ヒアリングの結果から、お店の担当の方が複数に絞り込んだ生地を見て、
その中から理想の生地を選びます。


③採寸

前述しましたが、パターンオーダーは、お店が用意している採寸用の既製品(ジャケット・ズボン)を試着し、
注文者の体型に近いサイズのものを選びます。
そこから、各寸法(肩巾・バスト・ウエスト・袖丈・着丈など)を微調整したものをオーダーします。

その為の採寸を行います。

 

余談なのですが、これがすごくありがたいんですよね。オーダーのスーツって。

スーツの量販店で手に入る吊るしのスーツは、上下(ジャケットとズボン)のサイズが決まっていて、
上半身と下半身でサイズが違う場合、どちらかを選ばねばなりません。


カジュアルファッションにおいても、上はLサイズなのに、下はMサイズ。なんて方いませんか?

僕もそれ(上半身&下半身でサイズが違う)に当てはまるのですが、
これが吊るしのスーツだとうまくサイズが決まらないんです。



上半身or下半身にサイズを合わせたらどちらかのサイズがぶかぶか。
逆も然り。上半身or下半身にサイズを合わせたらどちらかトのサイズがピチピチ。

かっこいいスーツが欲しいのに、この時のストレスったら半端ないです。

 


④デザイン決め

ここまできたら、ゴールはもうすぐ。
ボタン・裏地の生地・ポケットの形・袖口の仕様などを選び、決めます。

 


⑤納品

今回取材させて頂いた パターンオーダースーツ ブティック創さん では、およそ注文から一ヶ月での納品だそうです。

 

 

プロからのアドバイス!

 

パターンオーダースーツを選ぶなら、この3つのポイントを押さえよう!

 

スーツのパターンオーダーが初めての方に、これだけは押さえておいて欲しいというポイントを、パターンオーダースーツショップ で多くの方に最高の一着(スーツ)を提案してこられたまどかさんから教わりました。

ポイントは大きく3つ。

それを紹介します。

 

スーツのプロから教わるオーダースーツの気を付けたいポイント①:生地

 


生地はウール100%を選べ!

ウール100%の生地。量販品のスーツのその多くは、機能性を持たせるためにポリエステルなどの化学繊維を混紡させた生地のものがほとんどです。

なぜ、機能性を備えた化学繊維の混ざった生地でなく、プロはウール100%を選ぶのでしょうか。

 

長年、上質なスーツの販売に携わっていらっしゃるスーツのプロ、まどかさんはこう教えてくれました。

 

スーツの仕立屋さんで見られる、上質なウール100%の生地サンプル
 

ウールは自然が生んだ天然素材。化学繊維のものに比べて汗を吸い、乾きやすいんです。

そして、肌触りが滑らかで、柔らかく、とても美しいのも大きな魅力です。

 

さらにまどかさんは続けてこう言います。

 


 
イタリアを代表する高級生地ブランド Loro Piana(ロロ・ピアーナ)の高級生地
 

目安としまして、ウール100%〜80%程度がオススメです。

その中でも特に、日本産またはイタリア産のウールがオススメです^^

もし、ポリエステルの混率が50%以上の生地なら、極力避けた方がいいです。

そして、もし私が皆様と同じように、吊るしじゃないスーツを一着。と なった場合、日本産かイタリア産の生地を選びたいです。

 

 

なぜ日本産かイタリア産の二択なんですか?

 

日本製のウールは丈夫なものが多いので、同じスーツ姿を週に2回以上着用する方や、スーツ姿で作業をするお仕事柄の方には特にオススメです。

それに、ご予算を抑えられるという点も大きいです。

一方、イタリア産のスーツはデリケートな反面、生地感が綺麗で上品な風合いがあるので、上質なスーツを好まれる方にオススメです。

 

なるほど。では、プロ目線でおすすめしたいオーダースーツの生地選びのポイントは、日本産かイタリア産のウール80〜100%の生地を選んでおくと良い。ということですね!

 

スーツのプロから教わるオーダースーツの気を付けたいポイント②:デザイン選び(仕様・釦・裏地)について

 


初めてのオーダースーツのデザイン決めはこうしよう! 〜 定番のデザイン・裏地はキュプラ・釦は天然素材・芯地はバス毛芯 〜

人生で初めてのオーダースーツ。一着目は定番のデザイン(ポケットの仕様・ステッチの入れ方・シングルやダブルなど)を選ぶのがおすすめだそうです。

 

シングルブレストのジャケットはスーツの定番デザイン。
 
今回は、特定のシーン。つまりTPO(時と場所と場合)を設けていないので、比較的オールマイティーに着ていただけるものという前提でお答えしています。

ですが、「定番のデザイン」というものを文字にしてご紹介すると大変長くなりますので今回は割愛しますが、是非、お店の方にご相談してみてくださいませ。

 

” 初めてのパターンオーダースーツのデザインは定番なものがお勧めです ” とまどかさんは言います。

しかしここで、スーツのプロであるまどかさんならどういったチョイスをなさるのか掘り下げさせて頂けましたので紹介します。

 



「裏地はキュプラ生地を。」


 


裏地選びはそのほとんどが、キュプラ製の生地かポリエステル製の生地から選ぶことになり、
その中でも
キュプラのものは汗を吸い、速乾性もあり、肌触りもいいので特にオススメです。

 



「釦は天然素材のものを。」


 


天然素材のウールには、ボタンも天然素材の水牛の角やナット(椰子の実)などが馴染みが良くオススメです。

もちろん、ポリエステルのボタンもお使い頂いて大丈夫ですが、色ツヤなど主張が強いものはウールの質感を損なう可能性もあるので、お気を付け下さい。

 

天然素材の釦。僕も好きです。実際、僕のオリジナルブランドのシャツの釦は、美しい高級貝釦を選びました。

 


「美しいスーツのために。芯地はバス毛芯。」

ここでさらに、まどかさんからプロ目線でのもうひとつ本格的なアドバイスをいただけました。

衣服にはハリコシを持たせたい箇所の表生地の裏に、芯地と呼ばれる薄い生地をあてがいます。

その、芯地に関しての本格的なアドバイスです。

 

画像引用元:トータルオーダータツミ
 

芯地に関して、気にして頂きたいポイントがございます。

それは、芯地がバス毛芯(けじん)を使ってるかどうかです。

 

※バス毛芯とは、馬の尻尾の毛を使って作られた芯地で、スーツが形になった時、自然なハリコシを生み、美しい立体を生み出すことができます。

 

まどかさん。ズバリ、バス毛芯であるかどうかが重要な理由とはなんでしょうか?

バス毛芯は、量産品の多くに使われる接着芯(※)に比べ、保形機能が特に優れています。

接着芯のスーツはお手頃な価格で手に入りますが、接着芯そのものはクリーニング等で剥離するため、次第にスーツの保形が難しくなっていきます。

それに対し、バス毛芯のスーツは高価になりやすくはありますが、何年にも渡ってそのスーツを綺麗な状態で着て頂く事ができます。

一度、バス毛芯で仕立てた一級品のスーツを手に取って頂けたらと思います。

 

※接着芯(せっちゃくしん):芯地の裏に接着剤がついていて、アイロンで接着する芯地。
2〜3万円前後のスーツでは、この接着芯が使われていることがほとんどです。

詳しくはこちら→ http://www.weblio.jp/content/接着芯

なるほど。バス毛芯。これは覚えておきたいですね。

ですがまどかさん。スーツに詳しくない初心者の方なんかはどうすれば良いのでしょうか?

急にバス毛芯と言われても、ぱっと見ではわからないかも・・・。と思ってしまいました。

 

 

それは、シンプルに店員さんに尋ねてみてくださったら大丈夫ですので、ご安心を^^

 

 

スーツのプロから教わるオーダースーツの気を付けたいポイント③:販売員の信頼性

 


「必ず、信頼できる店員さんにお願いしましょう。」

吊るし(量販品)を卒業して、初めてのパターンオーダースーツを。という方に、これだけは大事にして欲しいポイントがあるとまどかさんは言います。

 


まどかさん。最後に質問なのですが、初めてのパターンオーダースーツの注文で、一番気にした方が良いことってありますか?

 

はい。もちろんあります。

それはずばり、人(販売員)です。

 

人(販売員)ですか。僕はファッションの販売員経験があるので、気になります・・・。

 

販売員の知識量や、お店の商品力はもちろんですが、
やはり、その販売員のお客様ひとりひとりに対する姿勢が最も大切だと思います。


お客様にとって最善の一着をご提案しようとしているかどうか。

例えば、極論ですが、夏用の紺色のスーツを探しているのに、冬用の真っ白のスーツを提案されても困りますよね。

これからオーダースーツに挑戦する皆様も心から信頼をおける販売員と出会って頂けたらと思います。

 

( まどかさんのように高いレベルで接客対応してくださる親身な販売員さんが多くのお店にいたら良いのに・・・。 )

 

 

【まとめ】失敗しないオーダースーツ選び

 


 

今回教わったことをまとめます。

 

失敗しないオーダースーツ:まとめ

①生地:生地はウール80〜100%で日本産かイタリア産のものを。

②デザインなど 1:釦は天然素材のもので、水牛の角・ナット(椰子の実)・貝のものから選ぼう。

②デザインなど 2:裏地はキュプラ製を選ぶ。

②デザインなど 3:芯地はバス毛芯。

③ お店選び:信頼できる販売員さんがいるお店でお願いしよう。

 

いかがだったでしょうか?

洋服好きな僕はある程度の知識があるので、スーツをオーダーする機会があるときは、
それなりに選択肢を絞って生地やデザインを選べますが、
今回はまどかさんに深いところまでお話を伺えたので、スーツ初心者の方の参考になれば嬉しいです。

 

今回の記事を参考にしてスーツを注文すれば、まどかさんのような玄人の方が相手でも恥ずかしくない納得の一着が仕上がります。

 

 

 


 

最後に、今回オーダースーツについてのイロハをわかりやすく教えて下さったまどかさん。本当にありがとうございました。

またご飯行きましょう^^

いや、なんなら、またどこか遊びに行きましょう!

 

 
※今回の記事で使用した写真は、数年前に僕がまどかさんのお店でスーツをオーダーさせて頂いた際に撮影させてもらった写真を使用しております。
ではでは

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生川敏弘(なるかわとしひろ)
1986年、三重県四日市市生まれ。いまは岡山県岡山市在住です。 ファッションが好き過ぎて、気付けば、デニムジーンズで有名な岡山県 児島のアパレル生産業界へ飛び込みましたが、身体を壊し、同時に心も折れてしまい離職。 好きで飛び込んだ道を諦めた事で、人生に迷い、出した答えが海外遊学。カナダのトロントへ1年滞在しました。 ファッションの繋がりから現地のアパレル・ファッション関係者の人たちと仲良くなり、一時住む家を無くしかけるも、そういった現地の友人達のおかげで救われたりと、ファッション好きだったからこそ海外での生活が潤った事で、自分にはやはりファッションなんだと再認識。 帰国後、名古屋でファッションの販売員などを経て、 現在は、こつこつ続けているブログを軸に、 Facebook・InstagramなどのSNSによる情報発信をしながら、 自分のファッションブランドを立ち上げるべく準備中です。 旧ブログは、「30歳目前にしてファッションを考える」です。

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生川敏弘(なるかわとしひろ)

生川敏弘(なるかわとしひろ)

1986年、三重県四日市市生まれ。いまは岡山県岡山市在住です。 ファッションが好き過ぎて、気付けば、デニムジーンズで有名な岡山県 児島のアパレル生産業界へ飛び込みましたが、身体を壊し、同時に心も折れてしまい離職。 好きで飛び込んだ道を諦めた事で、人生に迷い、出した答えが海外遊学。カナダのトロントへ1年滞在しました。 ファッションの繋がりから現地のアパレル・ファッション関係者の人たちと仲良くなり、一時住む家を無くしかけるも、そういった現地の友人達のおかげで救われたりと、ファッション好きだったからこそ海外での生活が潤った事で、自分にはやはりファッションなんだと再認識。 帰国後、名古屋でファッションの販売員などを経て、 現在は、こつこつ続けているブログを軸に、 Facebook・InstagramなどのSNSによる情報発信をしながら、 自分のファッションブランドを立ち上げるべく準備中です。 旧ブログは、「30歳目前にしてファッションを考える」です。