作業工程を紹介~裁断&芯貼り~【オリジナルのシャツに向けて】

作業工程を紹介~裁断&芯貼り~【オリジナルのシャツに向けて】

 

「 上質な洋服 」というものを伝えたいという気持ちでスタートした

オリジナルシャツの製作。

 

シャツ生地の産地を巡って生地探し。
→ http://mtatkk.com/blog-entry-13846.html

 

貝ボタンの生産地へ伺い、美しい貝ボタン探し。
→ http://mtatkk.com/blog-entry-13722.html

 

高級シャツを解体して、パターン(洋服の型紙)に対する理解を深め、
→ http://mtatkk.com/blog-entry-13809.html

 

現在では、ファーストサンプルが完成したところまで進みました。
→ http://mtatkk.com/blog-entry-13955.html

 

そんなオリジナルシャツの製作プロジェクト。

今回は、ファーストサンプルの縫製に入る前の段階。

サンプルの製作工程の、

裁断と芯貼りの作業工程を紹介します。

 

※藤森社長。写真のご提供いつもありがとうございます。

 

 


巻物のようにぐるぐると巻かれた状態の生地を広げ、

パターン(洋服の型紙)を配置します。

 

 

 


ローリングカッターという円形の刃を備えた道具で裁断。

このように裁断は進んでいきます。

途中、裁断のやり方を変えないといけないパーツが出てきます。

布に型紙を置き、その型紙の形状に合わせて裁断してましたが、

いくつかのパーツには「接着芯(せっちゃくしん)」という資材を熱により接着させます。

その接着芯。シャツのわかりやすい所でいうと、

ワイシャツなんかの衿部分。

袖口にあるパーツのカフスという部分。

これらのパーツの生地と生地の間に用いられています。

 

接着芯とは
http://www.weblio.jp/content/%E6%8E%A5%E7%9D%80%E8%8A%AF

表布にハリをもたせて、

洋服の型くずれを防止したり、伸びどめ、補強などに使います。

芯地の裏に接着剤がついていて、アイロンで接着します。

ワイシャツなんかの衿、袖口にあるパーツのカフス。

それぞれ触ってみると、

他の部分よりも生地がしっかりしてるかなと思います。

それが、接着芯の効果です。

さぁ、生地に接着芯を貼ります。

まず、生地を型紙通りに裁断はせず、

型紙よりも一回り大きな範囲でざっくりと生地を裁つ「荒裁ち(粗裁ち?)」をします。

 

 

 


そして、接着芯を熱の力で貼りつける為、

このような、ベルトコンベア(?)を備えた機器に通します。

この機器を通すと、

熱の力により接着芯と生地が一体になります。

そして、改めて裁断。

「本裁断」をするという流れです。

なぜ、通常のように、

はじめから型紙通りに裁断しないのかというと、

生地というのは熱などの力を加えると、

縮みなど変形をするので、

このように先に熱を加えておくことで、

それ以後 熱での変形をしないようにするんです。

こうやって説明すると、

「なるほど、そりゃそうでしょう。」

なんて思われがちかもしれません。

しかしこの工程、

カジュアルな洋服を縫ってる縫製工場ではやってないところも多くあります。

この当たり前な一手間が、

良い服を作り出す為にはとても必要な訳です。

僕がいつも拝読しているブログで、

埼玉の縫製会社「ファッションいずみ」さんの代表 水出さんが更新するブログでも

過去の記事で取り上げられていたので、紹介します。

 

裁断とは、生地をパターン通りに正確に切ること
http://fashion-izumi.jp/blog/archives/146

 

粗裁ちって何?

裁断はいきなりパターン通りに正裁ちはしません。

それは、生地は熱によって縮むことがあるので

1cmくらい周りを大きく裁断します、

それが粗裁ちです。

接着芯を貼るパーツは芯地もそれと同じに切って

芯貼り機で芯を貼ります。

そうすると芯貼り機は熱で接着するので

芯を貼ったらそれ以上は縮まなくなります。

そうしたら、正裁ちをします。

念のため、芯を貼らないパーツも芯貼り機を空通しします。

そうして生地を縮絨させ安定させてから裁断をしています。

そうすることによって、

後から起こるトラブルの要因となることを減らしているのです。

改めて、引用元の水出さんのブログ記事はコチラ

 

裁断とは、生地をパターン通りに正確に切ること
http://fashion-izumi.jp/blog/archives/146

 

カジュアル製品を縫ってる工場では、

この一手間をせずに縫製してるところが多い印象。

大事ないち作業工程です。

この裁断&芯貼りが済んでから、

いよいよ縫製の工程へと移っていきます。

洋服が形になるのって、大変なんです。

 

 

 

 

 

 

ファッションが好きで、気付けば品質の高い洋服に触れる機会が多くなり、

結果、行き着いたところは、

「上質で心地の良い生地をみんなに伝えたい。」という気持ち。

そこで、良品質なオリジナルのシャツを企画し、

興味のある方に届けようと こつこつ取り組んでおります。

その取り組みの動向をまとめた

ブログ内カテゴリー【オリジナルのシャツに向けて】

→ http://mtatkk.com/blog-entry-category/blog-category-39

僕の上質なシャツを届けたい気持ちが伝われば嬉しいです。

 

【質問等で、僕とコンタクトを取りたいという方。】

 

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生川敏弘(なるかわとしひろ)
1986年、三重県四日市市生まれ。いまは岡山県岡山市在住です。 ファッションが好き過ぎて、気付けば、デニムジーンズで有名な岡山県 児島のアパレル生産業界へ飛び込みましたが、身体を壊し、同時に心も折れてしまい離職。 好きで飛び込んだ道を諦めた事で、人生に迷い、出した答えが海外遊学。カナダのトロントへ1年滞在しました。 ファッションの繋がりから現地のアパレル・ファッション関係者の人たちと仲良くなり、一時住む家を無くしかけるも、そういった現地の友人達のおかげで救われたりと、ファッション好きだったからこそ海外での生活が潤った事で、自分にはやはりファッションなんだと再認識。 帰国後、名古屋でファッションの販売員などを経て、 現在は、こつこつ続けているブログを軸に、 Facebook・InstagramなどのSNSによる情報発信をしながら、 自分のファッションブランドを立ち上げるべく準備中です。 旧ブログは、「30歳目前にしてファッションを考える」です。

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1986年、三重県四日市市生まれ。いまは岡山県岡山市在住です。 ファッションが好き過ぎて、気付けば、デニムジーンズで有名な岡山県 児島のアパレル生産業界へ飛び込みましたが、身体を壊し、同時に心も折れてしまい離職。 好きで飛び込んだ道を諦めた事で、人生に迷い、出した答えが海外遊学。カナダのトロントへ1年滞在しました。 ファッションの繋がりから現地のアパレル・ファッション関係者の人たちと仲良くなり、一時住む家を無くしかけるも、そういった現地の友人達のおかげで救われたりと、ファッション好きだったからこそ海外での生活が潤った事で、自分にはやはりファッションなんだと再認識。 帰国後、名古屋でファッションの販売員などを経て、 現在は、こつこつ続けているブログを軸に、 Facebook・InstagramなどのSNSによる情報発信をしながら、 自分のファッションブランドを立ち上げるべく準備中です。 旧ブログは、「30歳目前にしてファッションを考える」です。