オオツボくんからのLINE

” オオツボくん ” が誰かって?

自分が相手の事を思って付き合っていると、

ふとした頃に、

それは返ってくるんだなという出来事がありました。

 

そのキーマンが ” オオツボくん ” です。

 

僕が以前勤めてた

名古屋 栄のファッションのセレクトショップ。

 

その時 仲良くなったオオツボくんから、

最近 数ヶ月ぶりに連絡が。

 

辞めてからしばらく経つのですが、

こうやって連絡をくれる時点で既に嬉しいです。

 

で、内容はというと…..

『 お久しぶりです。コート、ついに届きました!

いい色ですね、ベージュにしてよかったです。

勧めていただいてありがとうございます! 』

 

 

KUROコート
↑一緒に、話題に出てるコートの写真も添えてくれました。

 

このコートっていうのは、

スーパー100という

高級なスーツなんかに使われるような

上質なウール素材を100%使用して織り上げた

メルトン生地のステンカラーコート。

 

メルトンという生地は、

冬物の重衣料を代表する

ダッフルコートやピーコートなどによく用いられる生地。

 

厚みのあるガシッとした生地感は、

寒い季節の外出時に、安心感を与えてくれます。

 

けっこうよく見掛けるのは、

「 ウール90% × ナイロン10% 」の混率で作られたメルトン生地。

ミリタリーアウターの定番ピーコート。

元は北欧の漁師の仕事着で、

軍隊でも愛用された歴史を持つ事から

ミリタリーのルーツも併せ持つダッフルコート。

 

ピーコート

海軍ピーコート
ピーコート
画像の引用元は共にコチラ
→ http://realcompany11.main.jp/newpage156.html

 

 

ダッフルコート

ダッフルコート
画像の引用元はコチラ
→ http://gathery.recruit-lifestyle.co.jp/article/1141856206790001101

 

同じくダッフルコート

グローバーオールダッフル
画像の引用元はコチラ
→ http://male.eighthundredships.com/?pid=50956749

 

 

最近のものだと、

「 ウール90% × ナイロン10% 」と、

摩耗や折曲げに対して強い

化学繊維(合成繊維)のナイロンを混紡しています。

 

そんなメルトン生地を、

素材に繊細なウール100を選び、

品のある表情に仕立てたコート。

 

ポケットは※シームポケットを採用したり、

使われてる水牛のホーンボタンは、

ツヤ消し加工をしてマットな仕上げをしてて。

 

※シームポケットとは、

その名の通り、シーム(縫い目)を利用した構造のポケット。

パッと見ただけではわからないので、

シームポケットを用いた衣服は、

とてもスッキリとした外見。

 

 

シームポケット
画像の引用元はコチラ
→ http://leopera.blog17.fc2.com/blog-entry-132.html

 

 

すごくシンプルで、

とてもキレイに仕立てられたコートなんです。

このコートを手掛けたブランドの特性上、

所謂、ウンチク詰まってる系の洋服にあたるんですが、

そこがポイントという訳ではありません。

 

ポイントを挙げると、

在籍してたお店の取り扱いアイテムのラインナップの中でも

群を抜いて質が高い。

デザインがシンプル。

つまり使い勝手が良く、コーディネートに取り入れやすい。

↑ポイントとしては、こんな事が挙げられると思います。

 

で、僕の考えとして、

20代前半~後半の

自分と世代の近いお客さんに

(というより、僕の中では友達に近い感じ。)

着て欲しかったんです。

これから年を重ねていく上で、

良いアウターを知って欲しかった。

 

例外はあるにしろ、

大体のみんなは、

結婚したりして好きな服を自由には買えなくなるでしょう。

 

そうなったときに、

ただ流行ってるからといって

過去に買った洋服たちは、

思い出は詰まってるかもしれませんが、

タンスの肥やしになってる事が多いです。

ましてや、

ごくわずかなファッションブランドを除き、

何年かすれば、

今のファッション雑誌を賑わす

国内ファッションブランドと、

そのブランドのアイテムの価値なんて微々たるものです。

 

僕が10代の頃に買い漁っていた

ドメスティックストリート系ブランド(ドメスティック = 国内)は、

今 ブランド古着屋さんに売りに行ったとしても、

価値なんてほぼありません。

4~5万円した重衣料(冬物ヘヴィアウター)なんか、

買い取り額が500円とか。

悲しい事に、そんなもんです。

 

いや、本当悲しかったです。

 

カナダに行く資金をと思い、

ブランド古着屋に

相当な数の衣服を持ち込みましたが、

購入した時の金額の事を考えると、

買い取り金額なんてほんのわずか。

 

僕を慕ってくれた

友達みたいな仲の良いお客さんには、

そんな経験してほしくなかったわけです。

 

よほどの事がない限り、

今よりも洋服にお金をかけなくなる。

そうなったとき、

一枚でも多く、

クローゼットに残っていられるものを。

僕が辞めたのは4月。

ちょうど、冬物の受注予約対応をしてた頃です。

その冬物の中で頭ひとつ出てたのがそのコート。

値段は、それまで店頭に並んでた冬物アウターよりも1~2万円高いです。

「 もう十分、服は持ってるんやから、

少し欲しいかなって程度の服は買わんでいい。

その分、このコートを選んで欲しい。

○○くんの服装なら問題なく相性が良いし、

大きく癖のあるデザインではないから、

年を取ってもずっと持っておけるから。 」

なんて、仲の良いお客さん達には熱弁してました。

それこそ、販売員時代、

質の高いものが稀に入荷したとき、

それが似合う仲の良いお客さんには

先程の話のように、進んでそのアイテムを提案してました。

 

良いものは褪せないですからね。

 

流行りのデザインのものはダメですが、

素材が良くて生地が良くて縫製が良くて、

デザインに癖がなければ、

僕の経験上、長く着れます。

 

僕がお店に在籍してた頃の流行りはチェスターコート。

(今も流行ってるのかな?)

 

他のお店に目をやると、

質の良いものから悪いものまで、

カジュアル寄りからフォーマル感のあるものまで。

色んなタイプのチェスターコートが出回ってました。

今回のものはステンカラーコート。

 

20151110230521b66
かなりベーシックなコートで、

流行には大きく左右されずに済むようなデザイン。

それも、皆におすすめしたかった理由のひとつ。

ポイントが高かったです。

もっと上質・高級なコートなんて世の中たくさんありますが、

素材、アイテムの表情、価格、お客さんの年齢層、お客さんたちの服装。

それらが噛み合っていたので、

多くの方が予約してくれました。

良い服を知ってほしいし、いくつかは所有しててほしい。

なんて、自己満足的な考えはありましたが、

自分と同じような

苦い経験をさせたくないという気持ちも大きかったです。

何人もの仲の良いお客さんたちが

僕のそういった自己満足的な考えを汲み取った上で、

今回のステンカラーを選んでくれた事は、

短い販売員時代のひとつの財産でもあります。

それだけ、みんなと良い関係を築けてたという事にもなると思うので。

 

 

オオツボくんからの一通のLINE

 

僕が退社したのは4月末なので、

およそ半年ぶりのコンタクト。

嬉しかったです。

 

みんなに会いたいなぁ〜

ちゃんと元気なんやろか・・・。

 

 

 

 

 

 

ファッションが好きで、気付けば品質の高い洋服に触れる機会が多くなり、

結果、行き着いたところは、

「上質で心地の良い生地をみんなに伝えたい。」という気持ち。

そこで、良品質なオリジナルのシャツを企画し、

興味のある方に届けようと こつこつ取り組んでおります。

その取り組みの動向をまとめた

ブログ内カテゴリー【オリジナルのシャツに向けて】

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僕の上質なシャツを届けたい気持ちが伝われば嬉しいです。

 

【質問等で、僕とコンタクトを取りたいという方。】

 

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生川敏弘(なるかわとしひろ)
1986年、三重県四日市市生まれ。いまは岡山県岡山市在住です。 ファッションが好き過ぎて、気付けば、デニムジーンズで有名な岡山県 児島のアパレル生産業界へ飛び込みましたが、身体を壊し、同時に心も折れてしまい離職。 好きで飛び込んだ道を諦めた事で、人生に迷い、出した答えが海外遊学。カナダのトロントへ1年滞在しました。 ファッションの繋がりから現地のアパレル・ファッション関係者の人たちと仲良くなり、一時住む家を無くしかけるも、そういった現地の友人達のおかげで救われたりと、ファッション好きだったからこそ海外での生活が潤った事で、自分にはやはりファッションなんだと再認識。 帰国後、名古屋でファッションの販売員などを経て、 現在は、こつこつ続けているブログを軸に、 Facebook・InstagramなどのSNSによる情報発信をしながら、 自分のファッションブランドを立ち上げるべく準備中です。 旧ブログは、「30歳目前にしてファッションを考える」です。

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    生川敏弘(なるかわとしひろ)

    1986年、三重県四日市市生まれ。いまは岡山県岡山市在住です。 ファッションが好き過ぎて、気付けば、デニムジーンズで有名な岡山県 児島のアパレル生産業界へ飛び込みましたが、身体を壊し、同時に心も折れてしまい離職。 好きで飛び込んだ道を諦めた事で、人生に迷い、出した答えが海外遊学。カナダのトロントへ1年滞在しました。 ファッションの繋がりから現地のアパレル・ファッション関係者の人たちと仲良くなり、一時住む家を無くしかけるも、そういった現地の友人達のおかげで救われたりと、ファッション好きだったからこそ海外での生活が潤った事で、自分にはやはりファッションなんだと再認識。 帰国後、名古屋でファッションの販売員などを経て、 現在は、こつこつ続けているブログを軸に、 Facebook・InstagramなどのSNSによる情報発信をしながら、 自分のファッションブランドを立ち上げるべく準備中です。 旧ブログは、「30歳目前にしてファッションを考える」です。